工場で働くことは楽しいことも多いですが、人によってはどこかで辛く感じることもあります。

辛く感じる多くは、その仕事内容から生じるものがほとんどであり、中には「どうしても自分には向かない、無理がある」と感じる方もいるかも知れません。また、人が集まるところでは人間関係から生じる問題も出てくることもあります。

これから工場で働きたいと思っている方は、予想される問題点(デメリット)もしっかりチェックしておいた方が良いでしょう。入ってから「やっぱりどう頑張っても働けない」となることも考えられますので。

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ただし、多少の問題があったとしても、働きたいという意思が強い方であれば、工場のどんな仕事でもこなせるだろうとも思っています。

腰に負担を掛けることも

工場の仕事の中には、ずっと立ったままのライン作業もあり、さらに作業内容によっては背を曲げたままの状態も多いため、腰や背中に負担が掛かります。

また、一日中座って作業するラインの場合でも、腰への負担はかなり多くなってきます。腰痛にならないよう、適度なストレッチ(腰痛体操なども含む)を、仕事後にやっておいた方が良いかも知れません。

腰痛持ちの方は、工場に入る前の面接で、その旨を伝えた方が良いでしょう。おそらく、聞かれると思いますので。作業内容によっては、かなりキツイ状態になる可能性もありますし、もしかしたら悪化することも考えられますので。

ただし、どうしても希望の工場へ入りたい場合は、工場へ入る前に病院へ行き、医師の診断を仰いでから入社してもアリだと思います。必要であれば、治療してから工場へ入るようにしましょう。そのような気合のあるの方が長続きするし仕事も出来る傾向にあるので、歓迎してくれると思います。

変則勤務があるところも

工場によっては交代制勤務を導入している所もあります。工場の方針としてラインを止めることなくずっと稼働している形を取っているため、2交代、もしくは3交代制で働くことを基本としています。

交代制の特徴として、深夜に働く場合も出てくるということです。

今週は昼間に働き、来週は深夜は働く。このような昼夜逆転の生活を、週替わり、もしくは2週間交代で過ごすことになります。

給料が良い場合もありますが、体に与える影響は良いモノとは思えません。リズムを崩して体調を悪くする方もいますし、一気に老け込む方もいます。

ただし、交代勤務とはいえ、せめて夜はちゃんと寝れるくらいの時間配分で行ってくれる所であれば、あまり問題はないと思います。

暑い、寒いなどの環境的問題も

工場によっては高温のモノを扱う工程もあり、排熱が上手くいかずに常に熱がこもってるという所もあったりします。

大企業の工場ではほとんど見かけないことですが、町工場ではたまに聞くことがあります。酷い状態のところを経験した友人もおり、話に聞いただけで痩せそうなくらい劣悪な環境のところもあるようです。

ライン作業がつまらないと感じる

工場ではライン作業に入る方も多くいます。ですが、ライン作業は単純作業で決まったことしかしないため、そのような作業にやりがいを感じられないが方にはつまらない仕事だと思えてしまい、耐えきれない可能性もあります。

事実、ライン作業が嫌で辞めていく方も少なくありません。

やってみないと分からないことではありますが、明らかに単純作業が苦手だという方(どちらかというと営業好き)は、入る前に良く考えてみた方が良いかも知れませんね。

人が多い工場では人間関係も問題に

人が多いと仲間も多くなるため、メリットには間違いないですが、人と接するのが苦手の方、もしくはあまりコミュニケーションを取りたくないという方にとっては、人が多すぎるのはデメリットになると思います。

また、グループや派閥が出来てしまうこともあり、人間関係が面倒なことになる場合も・・。

出来れば、敵対意識を持つことなく、大らかな気持ちで過ごしたいところです。多分ほとんどの方が、楽しい人間関係の方が大歓迎だと思っていますので。

あと、傲慢な態度を取ってくる社員がいる場合もあります。このような方は往々にして仕事が出来ない傾向にありますので苦労することになるかも知れません。このような場合は、同じ被害に会っている人同士で飲みに行き、愚痴をこぼしながらストレス発散するのが良いですね。共通の敵が出来ることで、結束力もかなり高くなることでしょう。

怪我をする可能性もある

工場は安全な仕事ばかりではありません。仕事によっては刃物で切る工程や、圧力が高いモノを扱う工程も出てくるため、怪我をしないように注意が必要になることもあります。

ただし、そのような工程は稀であり、派遣やアルバイトで働く場合はそのような仕事は任されないでしょう。

パソコン組み立てなどの軽作業のラインの場合、怪我の心配はいらないでしょう。油断は禁物ですが。

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